サルネンエビネ ユウシュンラン(高さが7、8センチ)
ユキザサ 何というアザミかな? 人の背丈以上もあります
コケイラン ズダヤクシュ
カラフトダイコンソウ ミヤマエンレイソウの花が終わり実をつけている

森の話

太陽が顔を出し花に水をやったり、布団を干したりと家に中のことをもろもろしていると
あっという間にお昼になってしまう。このまま家事を続けるとすぐ夕方になり一日が終わってしまう。
そう思うとすぐに森歩きグッズを車に積んだ。

森の駐車場はバスが何台か止めてあり森の中は賑わっているに違いないと思う。
なるべく人に出会わないコースを選ぶ。
遊歩道から少しそれてモミジコースに入る。

前を行く人がゆっくりと花を見ながら歩いているのが見える。
人が一人通れるくらいの道は、追い越す時に驚かせてしまうことがある。
「こんにちわ」年配の方は、ゆっくり振り返り会釈を返してくれた。
「ラン咲いてましたね。見ましたか」顔にまとわりつく虫を手で払いながら話しかけてきた。
「コケイランですか?」と今見てきたばかりのか細いけど、すっくと立ったランを思う。
「いえ、サルぅ・・サル」言いよどんで帽子を取って汗をぬぐった。
「あぁ〜サルメンエビネ?もう咲いてました?」と私。
今来た方を指差し「右手の開けた所に」。私は、急に嬉しくなって今来た道を戻ることにした。
そうすると、後から一緒に来て「もう少し行ったところです。あっ、ここらへんです」と教えてくれる。
「ありました」と振り向くと、サルメンエビネの方を指差していた。
それは1本だったが、オーラがさしているように華やいでいる。今年初の対面。

声を掛けてくれたお陰で、帰りは昨年咲いていた場所に行って見ることにした。
本数は少ないけれど5箇所でご対面できた。ラッキーな一日になった。サンキュー!
                                                    (6月2日)
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春の花たちパート3
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