すっかり雪が消えた5月の森は寒さから解放され、さわやかな風が流れている。
少し来ない間に水芭蕉は甘い香りを放ち、そろそろ葉が広がり始めている。
エゾエンゴサクが咲き乱れる小道をぬけるとコブシの花が目に入る。
まだ装いが整わない殺風景な木々の中でひときわ白く陽をあびながら。桜も今か今かと開花を待っている。
小鳥たちもぬくもりの中で春を告げ、カケスが奇妙な声を出し、クロツグミが傍まで寄ってきてカメラの音でびっくりさせてしまった。
原の池ではカイツブリが随分長い間もぐっている。鶯が鳴き心地良い春うららに誘われて10キロほどを歩き廻り充分に森から鋭気いただいた。幸せな1日です。
                                                  
                                                            野幌森林公園にて5月1日

水芭蕉 もう葉が伸びてきています エゾエンゴサク  
ミヤマエンレイソウ  まだつぼみのが多かった エンレイソウ
ニリンソウ タチツボスミレ
ヒメイチゲ エゾノリュウカンカ  
 
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