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つれづれに
 

1999.7.〜1999.12.


12月21(火)
何かと気ぜわしくなってきた。
普段からやることをきちんとしていれば少しは緩和されるはずと思いつつも。
人のやること機械のようにはいかないもの。悟りきったように自身を納得させて。
言い訳はいいわけ!

季節柄、北海道新聞にプレゼント用ラッピングが写真入りで掲載されていた。
包むくらいそんなに難しいことではないでしょう。箱と包装紙を用意し新聞片手にやってみた。
あれっ〜どうなってるの。紙の切り方からつまづいてしまった。
30分ほど紙と格闘したけれど結局は明日に持ち越し。
また思い出したように始めたが、くしゃくしゃの紙が残るだけ。冷静になってもやっぱりだめ。
自分の理解度のなさを棚にあげ、もしかして書き方が悪いんじゃないの。
家人3をつかまえて挑戦してもらったが、「口承、口承に限るね」と断念。

伝えることを文字化するのは難しいことだ。
パソコンの説明書も、はなから読んでもダメと決めこんでいる。
解らなくなると聞くに限る。聞いたことを自分流にメモる。
口承伝授が手っ取り早い。

「むかし、むかし、あるところに・・」からはじまる昔話だってしかり。
昔からある文化だ。口承文化とでも言うのだろうか。
最近の我が家にはこの口承文化がはびこっている。
ところがこの口承文化の弱点は、右から左へとさっさと忘れてしまうから大変。
だから何度でも聞いて、とっても雰囲気が悪くなる。「ちゃんとメモしておけよ」「はぁい」

ラッピングなんかやっている場合じゃない。大掃除、大掃除。
来年は文字文化でいこうかな。


12月6(日)
羽田で千歳の気温−4度とアナウンスがあった。
雪雲を抜け千歳の町がモノトーンの凍てついた色に
染まっているのを目にした時ちょっと憂鬱になる。
空港に降り立ちまづ戸外に出てその気温を肌で確かめる。うぅ〜ん。まづまづ。

湘南の海にヨットが浮かびサーファーが波と戯れ、
砂浜を散歩する人で北国の夏の海岸とまではいかないが賑わっている。
カフェテラスも陽だまりの中にあり、「海を見ながらの食事もいいなぁ〜」横目で通り過ぎる。
箱根ターンパイクはロードレースさながらにバイクが唸りをあげ右へ左へとカーブをきり、
芦ノ湖と富士山の見える絶好の場所にはバイクがずらりと並ぶ。
ヘルメットを取ると団塊の世代の顔が現れる、思わず微笑んでしまう。

伊豆高原は山茶花が咲き紅葉も楽しめ、地元の人は寒いと言うけれどこれは春風。
大小さまざまなミュージアムがあり、さてどこをのぞいてみようか。
別荘の一部をコレクションで飾ったり作品を売ったりと、しばらく滞在して歩き回るのもいい。
 

イギリスの絵本作家ブライアン・ワイルドスミス絵本美術館に立ち寄る。
絵画の技法は水彩、パステル、切り絵ありと多様な技法で自然を大切に描いている。
こんなに絵本が素晴らしいとは。子ども達にもっと絵本を読ませたかった。後の祭りぃ〜。
ノアの方舟はチケットにもなっていて大きな船から動物達がどんどん降りてくる様が描かれ、
どの動物を見ても楽しく暖かさが伝わってくる。
帰ったらゆっくり手にしてみたい。楽しみのリストに早速加えた。

美術館の2階の窓から外の樹に目をやると、なんとそこには羽を広げたふくろうがいる。
その下の幹にはキツツキ、窓辺にはちょこんとリス。
これらは井上正美さんのコパークラフトで、美術館のあちこちにさり気なく溶け込んでいる。

お薦めの小さな美術館。館長が石坂浩二だったとは知らなかった。



11月28(日)
やっぱり生で聞くのはいいねぇ〜。しばらくぶりで土田英順さんのチェロに感激。
外は寒くても心の中は暖か。
野幌原始林を散策中の英順さん会ったことがあるけれど、
きょうの話にも日頃自然環境を大切にしながら生活していることがうかがえた。
良い音が出せると言うことに関係があるのかも知れない。
又機会があったら聞きたいと思う。

余韻に浸りながら食事をしていると突然電気が消えた。あらあら。
パチパチとついたと思うと又消え店の人が行ったり来たり。
電車の時間がないからと注文を取り消した帰っていく人がいる。
並べられたものがだんだんと冷めて。
「しばらくかかりますか」「・・・」「どうしたんですか」「・・・」その間10分弱。
やっと電気がついたが、暗闇で食事をする不気味さと、まずさにがっかり。 食欲をなくしてしまった。

子どもの頃よく停電があった。電力事情がよくなかったのだと思う。
懐中電灯とかロウソクの用意をしていたからいつもと違う状態で
食事が出来るのをワクワクしたのを覚えている。
時々、すぐに電気がついてしますと「なあ〜んだ」と思ってみたり。

でも今回は事情が少々違っていた。
なんの説明も「申し訳ございませんでした」の一言もないままに、何事もなかったように終わった。
ひとりだけ運ばれてこないお料理を催促すると「お待ち下さい」と言ったきり。
もうみんなが食べ終わった頃、何も言わずただ置いていったのにはあきれてしまう。
マニュアルにない事態が起きると臨機応変に対処するがことが出来ないようだ。
それ以前に店員教育がなってないのか。
札幌駅の名の通った郷土料理店の名が泣いちゃうよ。
札幌の顔だよ。恥ずかしいなぁ〜。まったく。

大通り公園のイルミネーションが不自然に樹々を紫に染めていた。
寒気が足下から忍び寄る。


11月26(金)
けしてこのページを見捨てたわけではないのになんと時の経つのが早いことか。
Time is money 時の流れに身をまかせ〜〜。相反するかな。

昨夜からのニュースを見てびっくり。
東京で行方不明になっていた2歳の女の子が最悪の事態で発見された。
お受験に失敗した・・・。受験に「お」をつけて言わなければならないほど特別なもののようだ。
子育ての時期、子どもの一挙手一投足に目がいき、
よその子と比べ神経質で視野が狭くなってるのは理解できる。
けれど、それがこうじて犯行に及ぶとはあまりにも短絡的で理解できない。

もうそろそろ右へならえの考えはやめて、
他人と違って当たり前それぞれの個性を大切に。

生まれつき個性的だった我が家の子。
個性的だったが故に、ありがたいことに逆に親が育てられました。
いまだに。 それにしても何も分からない幼い子が親のエゴと誤った判断で
犠牲になったと思うと可哀想でいたたまれない。

そうかと思えば定説なるものを振りかざし死んでいても生きていると言う「ライフスペース」。
ばっかばかしくてとばかり言っていられない何でもありの世の中。
計り知れないことが多すぎて。あぁ〜ア。

とうとう今晩当たりから本格的な冬のようだ。
いよいよ冬に突入の変わり目、体が馴染まなくって。
冬眠でもしたいような気分。
お腹いっぱい食べてぬくぬくした場所で冬眠して
目が覚めたらやせこけてたっていうのはどおかな。
そのかわり寝ていたぶん「ロスタイム」扱いにして欲しい。


10月29(金)
自分のことを腹黒い奴とは決して思っていなかったけれど、それが証明された。
今撮ったばかりの写真を見ると黒くはなくやけに赤い。
「この泡のようなものはなんですか」涙目で聞くと「唾液ですよ。きれいなもんですね。
2年間は大丈夫でしょう」先生が自慢そうに言う。

薬をもらいに行く度に検査を進められ「その内にお願いします」とは言うものの・・。
「恐ろしいのよぉ」小声で言うと看護婦さんの手が肩に ばしぃぃ と飛んできた。とほほぉ。

朝起きて、天気もまあまあ。 ふと思う。
昨日の夜は9時以降何も食べていないし、「よぉ〜し!行ってみようかぁ〜」「よし!行こう」。

「お聞きしてもいいですか、胃の中に入るカメラとか管は消毒してあるんでしょうね。
使い回しと思うとそれだけで喉がつかえてしまって」
一瞬間があって、
ご心配なくと笑う看護婦さん。
先の涙目のおじいさんだって使ったんだから、念入りに。

ゼリー状のものをのどの奥に含んで、5分後ごくり。
舌の奥がしびれるのを我慢しつつ、
胃の動きを止める注射を打ち、もう一度ゼリーをのどの奥に。
さあ、口にプラスチックの輪を噛んで、そこから小指の先ほどのカメラが入りごくん。
ごくんのつらいこと。うぇ、うぇと涙が出てもう2度とやるもんか。
でも、あなたの優しい手に救われました。
ずっと背をさすって下さった娘のような検査技師さん。
おかげでしっかりモニターを注視し説明を聞くことができた3分間の出来事でした。

胃の洞窟探検隊が撮った写真をしげしげと眺め
「意外と君はストレスに強かったね。大事にしなくっちゃぁ〜」


10月26(火)
ライスペーパー、越南春巻皮、SPRING ROLL WRAPPER。
家人2のバックの中からそれはちょっと派手な包装で現れた。やっぱりあったんだ〜。
横浜の中華街で歓喜と共にしっかりと握りしめている光景が浮かんだ。

家人2は、あわただしく帰ってくると寝不足解消にはうってつけと言いながら、
予定どおり病院直行の身となった。
その間、その派手目の包みは決してなおざりにされたわけではないけれど、
ゆっくり横浜の話でも聞きながら開けるのを楽しみにしていた。
ちょっと浮かない顔で1週間の監禁生活から戻り、
未来は明るいと落ち着きを取り戻した頃「あれ、やってみようか」

「ぬるま湯で2分間戻してお使いください」
ぱりっとした皮は水分を含み、探し求めたあの生春巻きの皮に変身。これだ、これ。

ところがバックの中でのわがままな保存状態で、あちこち破けみすぼらしい。
いざ具なるものを巻こうとすると、悲しいかなこぼれ出るありさま。
「うぅ〜ん、味は間違いなしなんだけどぉ〜」

ベトナム料理店で生春巻きに出合い、なんとヘルシーでこういう食べ物もあるのかと衝撃を受けた。
お持ち帰りがあると絶対売れるねの予想通り、我が家の食卓に顔を見せるようになった。
でもこの皮さえあれば家でだって簡単。さてさて生春巻きの皮はいったいどこに!ということになる。

それにしても生春巻きは初雪が降るようになってからではちょっと季節が違うかな。
はみ出した具を両手でしっかり押さえて豪快にほおばった。
タレの問題を残しつつ・・・。


10月17(日)
とうとう朝から白いものが舞い降りてきた。紅葉が気になって出かける。
夕張丁未風致公園はうっすらと雪の中にあり、
それでも紅葉は雪の白を加えひと味違ってこれ又いい。
なんといっても樹海ロードは錦絵を見るようでお見事。
でもちょっと物足りない。光の具合が悪いから。
先週の函館周辺は少し早かった。
ニセコはパノラマラインのカーブで景色が変わるたびに感嘆の声。

冬が来る前に木々は心ゆくまで装い輝くことができるから、
厳しい冬を乗り越えられるのかもしれない。

だから見る者の心を打つ。
かなわないな、このメリハリの良さには。
この見事さを少しいただいて、来週からまたしゃきっとしなくちゃ。

きょうの収穫物のリンゴでジャムをグツグツやってます。
甘酸っぱさを家中に漂わせて。
明日はきのこの佃煮でもつくろうかな。


10月8(金)
秋の感動スペシャル「君の手がささやいている第3章」
ごめんねママは千鶴の声が聞こえない・・でもあなたの作文がママの耳に愛の魔法をかけた。
番組欄にここまで書かれるともう内容が判ったようでほとんどは見ないことの方が多いが、
手話を使っての会話に興味があり見てしまった。

なぬぅ!これはどういうこと。
耳が不自由な人が主人公のドラマだというのに字幕がない。ない。
どんな想いで耳の聞こえない人が見るというのか。
芸術祭参加作品は勝手に想像して見よとでもいうのだろうか。
芸術祭参加作品が泣いちゃうよ。配慮がなさ過ぎますテレビ朝日さん。

本来なら全てのテレビ番組に字幕がつくのが当然だと思う。

神戸淡路大震災の時、緊急事態だということで
手話ニュースの時間がなくなったと聞いてびっくり。
耳の不自由な人が唯一大事な情報としていた手話ニュースなのに。
何から情報を得よと言うのか。
情報という最先端にいるマスメディアの皆さんもっと考えてくださ〜い。
声を張り上げて言ってます。


9月26(日)
にわか住人3人、雷と雨で目が覚める。
台風は温帯低気圧に変わったはずなのに。
食堂から、まだ、もやの残った神居尻山が時折陽を浴びてゆったりと見える。

子どもたちは安喰先生の診察を受けて、先生を囲み記念撮影。
ここで帰る人と別れ、これ又山奥の30q離れた月形地区に移動。
月形地区はログハウスが16棟収容人数100人。夏の盛りはどんなに賑やかだったことか。

木工館にて本立て作り。これも大好きなことの一つ。
時間が無くて大慌てだったけれど、ゆっくり家でヤスリでもかけてっと・・。

もっと早くこの天気が欲しかった〜。陽射しの中で、おしゃべりしながらの昼食。
「嵐の日だったねぇ・・」きっとこの日のことは記憶に残るはず。
それって素晴らしいことだよね。

心やさしきお世話くださった皆さんありがとう!!
同室だった千恵子さん、お元気で。


9月25(土)
中型の台風が北海道に再上陸。
昨夜からの風。信号機が揺れ、街路樹が道路の真ん中に吹っ飛んでいる。
石狩川が水面を広げ白波がたち、雨も降り始める。
そんな中、江別から北へ50q当別町の道民の森、
神居尻地区へ向う。
風に聞いてよ車の行き先は。

きょうは、心臓病の子どもを守る会の療育キャンプ。
着いたら誰もいなかったりして、ちょっと心配。
電話を入れると「だいじょうぶ!
ストーブもあるし・・」「えぇ!」寒さの問題じゃなく風なのに。
なんのことはない。江別だけ強風にさらされていたようだ。一番最後に到着。

森に包まれたログハウス。この字型の連棟式でロフトがきょうのねぐら。お風呂は別棟。
午後からの工作は枯れ枝を利用しての表札ずくり。
これがまた楽しく無中になってしまう。出来は上々。

夕食は炊事当番が腕を振るったカレーライス。
残念ながらキャンプファイヤーは出来なかったけれど、
ペンライトが揺らぎ、子どもたちが夢を語り、命の大切さを再確認。
フォークダンスの輪の中で、小さな顔は輝いている。

絶対病気に負けないで欲しい。


9月2日(木)
北海道新聞「朝の食卓」に掲載される様似町の医師、三上徹成氏のファンで見逃さず読む。
いつもホットさせられる内容である。
先日は年齢のことを書いていた。
今の80年は昔の50年を引き延ばしただけのこと。
だから今の20歳は、20歳×50÷80=12.5歳。
最近の成人式で静粛に出来ないのは12歳の子ども達の集まりだからと説明がつく、
とある。

早速自分の年齢を計算してみて、やることの幼稚さを棚に上げ
数字だけ見て「若い!」と、ほくそ笑んでいる。
次々に家族の年齢を計算してみる。
家人1は、周りの人が「少年のようだね」と言うくらいだから、
おまけが付くほど説明がついて可笑しい。
家人3は「やっぱりねぇ〜そうだと思った」と本人が妙に納得。

近頃、考えること、やっていることが年相応とは言い難く、あまりにもギャップがありすぎる。
でもこれで、ものすごいことが解決できたようですっきり。
ところがところが「昔ならとっくに寿命だね」と水を差す言葉。

それにしても数学の苦手な私にとっては、この若返り計算は魔法のようだ。?????


9月1日(水)
トンボがゆらりと肩にとまり、洗濯物を干しながら見上げた空は刷毛ではいたようなすました9月。
いい季節なのにさびしいよぉ〜。
出かける時はいつも一緒の相棒が、私の不甲斐なさから行動を共にすることを辞めた。
今年になってめっきり老体をさらけ出しドック入りが頻繁、まずいなとは思っていた矢先。

「あれーっ!」その瞬間、時が止まりすべてがスローモーションで音が後から着いてくるように
目の前でボンネットが波打った。痛々しく砕け散ったライト諸々。
双方怪我はなかったけれど、無惨にも廃車に追いやられてしまった。
「丁度変え時で良かったね」と言うけれどつつがなく最期を迎えさせたかったのに、申し訳ございません。

「自分の足で歩きなさい」歩くことを忘れてはいませんか?
確かに最近の私は体重を気にしつつも 安易な方法をとっていた。失うものの多いことを知りつつ。

最寄りの駅がいつの間にか自動改札になり、
地下鉄のプリペイドカードは幾度も通過を拒否し、
どこからともなく「カード用の改札をご利用ください」の声。
「白線まで下がって・・・下りる人が済んでから・・・」街の中が騒々しいこと。
肝心の停車駅のアナウンスは何を言っているのか聞き取れず。
道路をなでて通るルーズソックスの汚さ。
パンツの裾はぼろぼろ泥まみれ。通るところは開けなさい、じべたりあん。
「許さないぞぉ〜 このまま部屋にあがるんじゃ〜」しばらくぶりに、刺激大いにあり。

歩く速度で、歩く視線で物を見る。
道路は車のためにあり、建物は健康な人のためにある。「じょうだんじゃない!!」

楽しく歩くために靴を買った。その靴は足の指が靴の中でぱっと開き、地面をとらえ良くフイットする。
新しい車とのご対面はまだだけれど、せっかく買った靴だから大いに歩くことにしよう。
これなら逃げる幸せだって追っかけられそう。


8月20日(金)
暑さを検証3!  乳牛、猛暑で275頭死ぬ。19日のそんな見出しを見て「えぇっ」
北海道の牛だから暑さに弱いのか? もっと暑い地方の牛はどうなるの?
きっと管理体制が違うのかな。

8月の始め、牧場巡りをした。
なかでも大好きな宗谷岬の丘陵肉牛大牧場
牛が好きというわけでもなく、ましてや肉料理は苦手。
宗谷岬の丘陵の地形が好き。
太古の氷河期がそこにあったと思わせるリアス式の地形を目にした時の驚き。
今回は雨上がりの霞の中にあった。

足寄町営牧場
山をいくつもよくもこんなに牧場にしたものだと思うほどスケールの大きさ。
唖然と見入る。阿寒の山並みの美しさ。
遠くに牛が点のように見える。
「牛見に来たのかい。今呼んであげるから」「あぁ、はい」
おじさんは山を下りていったと思うと、どこからともなく牛が現れる。
1列になり遥か彼方から駆けて来る。
こっちの山から、あっちの山から、どんどんやってくる。
どうするのこんなに集まって〜。
おじさんが戻り、トラックのクラクションを鳴らす。 今
までに見たこともない牛の数。目の前が牛で埋まってしまう。ギュウギュウ詰め。
300頭いるという。艶やかな毛並みで立派な牛ばかり。
「ありがとう〜!こんなに来てくれたの〜牛さん! 
暑いのによく来たねぇ〜」
思わず叫んでしまう。
シャッター押しっぱなし。いったいどういうこと!!

上士幌、ナイタイ高原牧場
ここは今回がはじめて。
足寄にはかなわないけれど、手入れの行き届いたおしゃれなところ。
下からふきあがる風の心地よいこと。
こんな眺めを見ながらビールを飲む幸せ。

酪農王国北海道。独立国でもやっていけるかも。
それにしても、あの牛さん達は猛暑を乗りきっただろうか。

今日は窓を閉めて寝よっと。


8月11日(水)
暑さを検証2
我が家のこの夏の民族大移動も一段落。

出かけまくって気がつくと、風通しが悪い部屋がどうも気になる。
庭のモミジがすくすくと育ち窓辺で揺らいでいる。
すかっと風が入るように・・・そう思う間もなく、ここのところ出番の無かった新兵器を取り出していた。
汗もなんのその。おもしろいほどバッサバッサと良く切れる。上向き作業なので首がつらい。
てっぺんがどうも届かない。二階に駆け上がり、窓から丁度良い距離でフムフム。
刈った枝が下に落ちるようにゆすってみる。後ろで「ぶ〜ぅん」と羽音がした。
遠目に見て一応形を見ながら。

どうもブンブンしている。目を凝らすとなんと茶色の胴体の長いスズメバチが行ったり来たり。
キャーッこれは大変! 一目散に玄関に逃げ込む。
窓辺によってスズメバチの行方を見ていると、モミジの中程に出入りしている。
「あったーッ」見上げるとあるある巣だ。
バレーボールより小さく縞模様がきれいな巣がぶら下がっている。
こりゃ大変。電話に飛びつく。

12,600円也。江別市が札幌の業者に委託して5,000円を補助。
自己負担は結局7,600円也。
「今年は暑いからスズメバチも活発で、今日は3件目です」
防疫サービスのお兄さんは 取り立ての巣をビニール袋にしまった。

これで懐は寒くなったけれど、今週いっぱいこの暑さは続くらしい


8月10日(火)
この暑さを検証してみることにする。

朝の涼しいうちにと思って掃除に取りかかる。
すざましい仕事ぶり音。なのにちっとも仕事をしてくれない。
いい子だからねと触ってみると、これは大変。いまにも火が吹き出しそう。
どうしようと思う間もなく、電源カット。 取説は〜っと! 
ゴミが満杯? no!
 85度でモーターが加熱すると自動安全装置が働き・・はい、はいなるほど。
そうですか、そうですか、毎日毎日部屋の半分まで来るとシュンとなる。
とうとうモーターが壊れたのか。
まったくもう、2年も立っていないというのに。掃除機には振り回されどうし。
前のも、その前のも、2年が来るとおかしくなる。どうして我が家のだけが。
5年とか10年のんびり使わせてよ。

こうなってはメーカーに言うしかない。お買いあげの・・に持っていくのはこりごり。
洗濯機も、ましてやFAXもしかり。お預かりして・・この言葉にはぞっとする。
2台づつ余分にあるはずもなく。
しかし火がでてからでは遅すぎ。
「お客様、この暑さですから、安全設計になっておりますので」「・・・。」
自然現象を持ち出されてはいたしかたなし。

まてよ、どこの家でも掃除の途中で恨めしく掃除機を眺めているのだろうか。変な光景だ。
友達に会ったら聞いてみよう。

「この暑さですから」が耳から離れない。
 

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7月23日(金)
 蒸し暑い北海道、どうかしちゃったんでしょうか?
あのからっとした懐かしの夏はどこへ行ったのでしょうか?
めげずに食べまくっている今日この頃。

 まさに今食べようとしているそばが練りばちの中で一つにまとまった。
見てる間に、のし板いっぱいに四角く整い、打ち粉がされる。
折りたたまれて、駒板が乗った。
駒板が少しずつ動き、ふねがそばの来るのを待っている。
初めてのお店にいつも感じる期待と願いを込めて待つ。

細切りの更級そばは、ざるの上で艶やかに光り「ねぎ」と「辛み大根」が添えられている。
「ううぅ〜〜ん! うま〜ぃ」
歯ごたえもいい。つゆのまろやかなこと。辛み大根の上品な辛さ。たまらない!
「しあわせだぁ〜」
しいて言うならば、端境期なのが惜しい。新そばがでるのが待ち遠しい。

2ヶ月前に開店したその店の名は、
手打ちそば・地酒 華庵(げんあん)札幌市中央区南8条西10丁目
営業時間 午前11:30〜午後2:00  午後5:30〜午後9:00 毎週月曜日定休
宣伝、一切なし。
「とにかくこだわってつくってます」気さくなご主人の弁。

この暑さの中、いい味に出会えてほくそ笑んでいる。
  「私はあなたのそばがいい」 きゃぁ!さぶぅ〜。


7月17日(土)
なんとなんと日々の暮らしに追われて、飛ぶように一日が終わってしまう。
次から次ぎへといろんなことがある。
断ればいいことを引き受けて「うぅ〜〜ん」と頭を抱えてしまったり。
ケ〜セラ〜セラ なるようになるわ、先のことなど判らない
これが口をついてでるとしめたもの。
開き直りというか、あきらめというか、小心者のくせに内心ドキドキしながらも先が楽しみになる。

公民館事業で自分さがし講座というのがあるらしい。
趣味的なこととか、ボランティア的なことをミニ体験してもらい、
興味あることを見つけ出しより心豊かに暮らそうということのようだ。

その講座の中でボランティアサークル紹介することになった。
「マイナーなボランティアだからこれで少しは多くの人に判ってもらえるチャンス!」とばかり頼まれた時、
それだけが頭の中を占めていた。
でもね、時間が経ってよく考えてみると1時間半の持ち時間でどんなふうに話したらよいものか・・・。
「あぁ〜頭が痛い」
こうありたいということと、行動が伴わない自分に気がつく。
私にとっては、これぞ自分さがし講座だ。
自分のプランで自分が受講する、自分さがし講座。
ケ〜セラ〜セラ〜〜弱々しく口ずさんで。さてどんな結果になるのか。
乞うご期待。(ドッキンドッキン)


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